岩手の歴史「塩の道」を後世に伝え残そう!
次の世代に
2016年春、トレイルランニングを通じて知り合った友人から
「その昔、海から作った塩を内陸に牛の背中に乗せて荷物を運んでいた道があるんです。知ってますか?」
「ただ、今は誰も歩かず、情報はあるんだけど、使われていないんですよね」
ということを聞きました。
岩手出身の私は、そのことを全く知りませんでした。
その話を聞いたときは、なんと言いますか、身体の中からゾワゾワという、うまく表現しにくい感情が湧き上がりました。
もしかしたら、私の何代も前の先祖が、この塩のおかげで、命を繋いだかもしれないと考えたからです。
この世に生まれるということは、多くの奇跡が重なってのこと。
こりゃ、ロマンのあることだぞ!と。
これは、現地に行って、その道を見て、もし、何か、その道を整備し、未来に残す活動ができたらなぁ、と、何も考えず、行動に移りました。
まずは、トレイルランニングの好きな岩手の仲間たち、有識者の方、地元の方々、と集まり、相談。
その後、塩の道がある野田村へ行き、現地調査。
案の定、一部は藪となっていました。
話し合いを重ね、未来に伝え残すには、継続した活動でなければいけない。
それであれば、まずは、自分達でできる範囲で、村の協力を得ながら、小さなイベントからスタートしよう、ということで、この活動はスタートしました。
コロナ禍を挟み、2024年より、本格的に再始動します。
「使われなければ、滅ぶ道」
とならないよう、さまざまな活動を通して、多くの方に、この歴史の道を知っていただきたい。
足を運んでいただきたい、と思っています。
のだ塩の道トレイル 実行委員会
代表 西城克俊
この活動の歴史
2016年秋 | トレイルランニングが好きな仲間たちで、塩の道を調査 |
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2017年秋 | 野田村にて、塩の道を歩く、走る、イベントを開催 |
2018年5月 | 第1回のだ塩の道トレイル開催。 |
2019年8月 | 第2回のだ塩の道トレイル開催。 |
2020年〜2022年 | 新型コロナウィルスの影響で、活動を休止 |
2023年11月 | 活動を再開するものの、参加者が集まらず、中止。 |
2024年 | 2024年11月2日(土)開催 |